ファイアバーンの三冠ならず、豪2歳G1シャンペンSはシーズエクストリームが制す

2022年04月17日 03:29

 豪ランドウィック競馬場で現地16日に行われた2歳G1シャンペンステークス(芝1600m)は、T.ベリー騎乗の2番人気シーズエクストリームが好スタートから主導権を握ると、残り600mから一気にペースアップして逃げ切った。

 ゴールデンスリッパーステークス、イングリスサイアーズとの2歳三冠に王手を掛け、単勝1.55倍の圧倒的人気を集めたファイアバーンは3馬身ほど後方の4番手で中間点を通過。勝ち馬のペースアップにも遅れず対応したものの、0.39馬身及ばず2着に惜敗した。

 デインヒル系エクストリームチョイス産駒のシーズエクストリームは、デビュー3戦目で自身初勝利となった3月のG3マジックナイトステークスに続く2度目の重賞勝ち。2戦目で重賞初挑戦のG2スウィートエンブレイスステークス、前走のG1イングリスサイアーズで2着に敗れるなど、直接対決で3連敗していたファイアバーンに初めて先着を果たしてG1初制覇とした。

 同日付けの豪競馬メディア『racing.com』によると、今年のシャンペンステークスは出走取消もなくわずか6頭立てで行われたが、豪州の2歳G1が6頭以下で争われたのは過去15年で3度目とのこと。