香港JCが2022/23シーズンの賞金を拡充、香港カップは総額5億円超えに

2022年04月24日 10:18

 香港ジョッキークラブが公式サイトで2022/23シーズンの賞金拡充策についてリリースを公開し、総額をボーナス制度込みで16億2000万香港ドル(約265億4000万円)に設定することを明らかにした。

 リリースによると前シーズンとの比較では1億6720万香港ドル(約27億4000万円)の増額となり、11.5%の上昇率は過去最高。香港JCは有能な馬に投資するオーナーたちに対し、その動機づけとなる仕組みを提供することで、世界的な競馬開催地としての基盤を確かなものとする長期的戦略であることをアピールしている。

 日本からの遠征も恒例となっている暮れの香港国際競走は、香港スプリント(芝1200m)と香港マイル(芝1600m)、香港カップ(芝2000m)が各距離の芝G1として世界最高賞金の座を維持。香港スプリントは見送られたものの、香港マイルと香港C、さらに香港ヴァーズ(芝2400m)も下記の通り増額される。

香港マイル 3000万香港ドル(約4億9100万円)/15.4%増

香港C 3400万香港ドル(約5億5700万円)/13.3%増

香港ヴァーズ 2200万香港ドル(約3億6000万円)/10%増

 また、香港JCはG2とG3の全レースについても各5%以上の賞金増額を図るとしている。