復帰目前だったオクステッド、腱を損傷して今季絶望の可能性

2022年04月27日 11:49

 昨年7月のG1ジュライカップで3着後、ひざの骨片除去手術を受けて休養していたR.ティール厩舎のオクステッドが、復帰に向けた調整中に脚の腱を損傷。今季絶望の可能性もあることが明らかになった。

 オクステッドはロイヤルアスコット開催のG1キングズスタンドステークス連覇を目指し、デュークオブヨークステークス(5月11日)で復帰を予定していた。しかし、ティール師によると通常の追い切り後にスキャン検査をしたところ、左前肢に問題が発生していたという。

 ティール師は「どれくらい悪いのか、まだ100%分かっている訳ではないが、デュークオブヨークを断念するのは間違いないし、あるいはシーズン終了かもしれない」「来週に再スキャンするが、奇跡みたいなものがあれば…」と状況を悲観的に見ている。

「彼の骨片除去で(昨)シーズンを終えたことはちょっと残念だったけど、飛ぶような素晴らしい動きをしていたんだ」「我々には希望しかなかった。いつものキャンターで1ステップおかしくしただけなんだ」と負傷した状況を説明するティール師。「仕方ないし、この世界ではもっと悪い事もあるから、落ち込んでばかりもいられないよ」と気を取り直そうと懸命だ。