豪年度代表馬ベリーエレガント、フランスのグラファール厩舎へ電撃移籍
2022年05月15日 10:29
2020/21シーズンの豪年度代表馬でG1レース11勝を誇るベリーエレガントが、C.ウォーラー調教師の下を離れてフランスへ移籍。新たにF.グラファール調教師の管理で現役を続けることになり、現地12日にオーナー側が声明文を公表した。
オーナー側は声明文の中でベリーエレガントは2400m以上の距離で能力を発揮する真のステイヤーであると表現する一方、国内ではレースの選択肢が限られることを指摘。熟慮の末、ベリーエレガントを欧州で活躍させたいのならば、北半球で然るべき環境に置くべきとの現実に帰したと記している。
ベリーエレガントは来週にも休養を切り上げ、フランスへの輸送に向けた準備に取り掛かるとのこと。現地では凱旋門賞をはじめ、出走態勢が整うまであらゆるレースを検討対象にするとしている。
また、オーナー側はベリーエレガントを管理してきたウォーラー調教師や厩舎スタッフ、主戦のJ.マクドナルド騎手ら関係者に謝意を表明。ウォーラー師は「ベリーエレガントのキャリアの大部分に携わったことを光栄に思ってきた。彼女は我々に何年にも渡って膨大な感動を与えてくれ、非常に誇りに思っている」との言葉を贈っている。