追い込み決着の豪G1SAダービー、ジャングルマグネイトが後方3番手から突き抜ける

2022年05月15日 10:33

 現地14日、豪モーフェットヴィル競馬場でサウスオーストラリアンダービー(3歳、芝2500m)が16頭により争われ、後方3番手で残り600m地点を通過した3番人気のジャングルマグネイトが、馬群の大外から直線に突入して1.7馬身突き抜けた。

 後方2番手から追撃した5番人気のヤフェットが、最後方から馬群を捌いて先んじた2番人気デトネイタージャックをゴール前で逆転して2着(0.8馬身差)に続き、上位3頭は中枠から出た後方追走の3頭で決着。1番人気のアレグロンは中団のラチ沿いにつけるも勝負所から進路がふさがり、さらに2馬身遅れの4着に敗れた。

 ジャングルマグネイトはニュージーランド生まれのタージノ産駒で、2歳終盤の昨年6月2日にデビュー勝ち。明け3歳の5戦目にはヴィクトリアダービーでヒトツの10着に大敗したが、それから休養して今年の3月末に復帰戦を飾ると前走のG3チェアマンズステークスで重賞初制覇を飾っていた。今回のG1初制覇で通算成績を9戦4勝としている。