ユビアー連敗、米G1マンノウォーSは最低人気のハイランドチーフが制す
2022年05月15日 13:49
米ベルモントパーク競馬場で現地14日にG1マンノウォーステークス(4歳以上、芝11ハロン)が行われ、逃げ馬から離れず2番手を追走した最低5番人気のハイランドチーフが、第3コーナーからのペースアップで押し切った。
1馬身差の2着に2番人気のグーフォが入線。1番人気のユビアーは発馬で3馬身ほど出遅れると、最終コーナーでも4頭分外を回らされる形になるなど流れに乗れず、グーフォにクビ差の3着に敗れた。
ハイランドチーフはグレンイーグルス産駒の5歳牡馬で、2019年に英国のP.コール厩舎からデビュー。2020年の英ダービーでサーペンタインの10着、G2グレートヴォルティジュールステークスではパイルドライヴァーの2着などの戦績を残し、今年になって米国のG.モーション厩舎へ移籍した。今回は移籍2戦目で、鞍上のT.マッカーシー騎手ともどもG1初制覇としている。
なお、ニューヨーク州競馬協会の公式サイトによると、これで3連敗となったユビアーのC.アップルビー調教師は出遅れに関して馬の癖と割り切った考えを明かす一方で「不運にも昨晩に雨が降り、今日も降ったから、彼が末脚を炸裂させるには緩め(の馬場)だった」と、良発表ながら水分を含んだ馬場状態に敗因を求めている。