キングエルメス欧州遠征 英ジュライCから仏モーリスドゲスト賞へ 矢作師「今回は挑戦です」

2022年05月18日 14:25

 NHKマイルC6着のキングエルメス(牡3、矢作)が、欧州遠征を予定していることが17日、分かった。管理する矢作師が明らかにした。

 7月9日に英ニューマーケット競馬場で行われるジュライC(G1、芝直線1200メートル)から、8月7日フランス・ドーヴィル競馬場のモーリスドゲスト賞(G1、芝直線1300メートル)へ向かうローテーションを予定している。

 矢作師は「今回に関しては挑戦です。どうしてもイギリスは坂、傾斜というのがポイントになる。トリッキーだけど、その中でも合っているだろうということで選びました。6ハロン(1200メートル)になりますけど、ニューマーケットの6ハロンは(日本での)7ハロン(1400メートル)のイメージ。キングエルメスは7ハロンがベストの馬ですからね」と話した。

 なお、僚馬でゴドルフィンマイルを制したバスラットレオン(牡4)は、7月27日に英グッドウッド競馬場で行われるサセックスS(G1、芝1600メートル)から、8月14日フランス・ドーヴィル競馬場のジャックルマロワ賞(G1、芝直線1600メートル)へ向かうことが決定しており、「2頭で行けるというのは、今までも結果を出しているし、うちにはノウハウもあるので、やりやすいと思っています」と説明した。

 2頭とも鞍上は坂井瑠星騎手(24=矢作)。出国は宝塚記念前後(6月下旬)を予定している。

出典:日刊スポーツ