クレリエールが米G1オグデンフィップスSで接戦制す、レトルースカは大敗

2022年06月12日 14:43

 現地11日、米ベルモントパーク競馬場で牝馬G1オグデンフィップスステークス(4歳以上、ダート8.5ハロン)が行われ、3番人気のクレリエールが2番人気マラサートとの叩き合いをアタマ差で制した。

 レースは5頭立てながら逃げる1番人気レトルースカに4番人気のサーチリザルツが絡んで半マイル通過45秒23のハイペースに。3番手のマラサートら残り3頭は13馬身ほど離れての追走となる。クレリエールとマラサートは第3コーナーから馬体を併せるようにして前方との差を詰めにかかり、そのままの態勢でゴールに雪崩れ込んだ。

 両馬から2馬身1/4差の3着にはサーチリザルツが粘り込み、レトルースカは最終コーナーで早くも失速。J.オルティス騎手が追うのをやめ、先頭から約36馬身遅れて最下位に沈んだ。

 クレリエールは昨年9月のコティリオンステークス以来となる2度目のG1制覇で重賞は3勝目。前走のG1アップルブロッサムハンデキャップではレトルースカに1馬身1/4差の2着に敗れていた。

 ニューヨーク州競馬協会(NYRA)の公式サイトによると、S.アスムッセン調教師はクレリエールの次走にサラトガ開催のパーソナルエンスンステークスを示唆。大目標にブリーダーズカップディスタフを挙げている。