シャフリヤールはプリンスオブウェールズS4着、ステートオブレスト逃げ切り

2022年06月16日 13:29

 現地15日、英アスコット競馬場でG1プリンスオブウェールズステークス(芝10ハロン)が行われ、日本から参戦したシャフリヤール(2番人気)は5頭立ての4着に敗れた。

 C.デムーロ騎乗のシャフリヤールは序盤で先頭に立つかに思われたが、S.クロース騎乗の4番人気ステートオブレストがハナを主張したため2番手からのレースに。そのポジションをキープしたまま直線に入ったが伸びを欠き、1番人気のベイブリッジにかわされると、最後は5番人気の牝馬グランドグローリーとの3着争いにもアタマ差で敗れ、勝ち馬から3馬身半差の4着に終わった。

 勝ったのは鮮やかな逃げ切りを決めたステートオブレスト。最後はベイブリッジに1馬身差まで詰め寄られたものの、余裕を持ってゴールに飛び込んだ。今年3月のG1ドバイターフ勝ち馬ロードノースは、スタートで目隠しがうまく外れず大きく出遅れ。後方のまま先頭争いには加われず最下位(5着)に沈んだ。

 J.オブライエン厩舎のステートオブレストはスタースパングルドバナー産駒の4歳馬。昨夏から今年5月の前々走まで米G1サラトガダービー、豪G1コックスプレート、仏G1ガネー賞と3カ国でG1を3連勝。前走の愛G1タタソールズゴールドカップは3着だったが、ここで4カ国目のG1制覇を達成した。

 またオブライエン調教師は騎手時代の2012年にソーユーシンクでプリンスオブウェールズSを制しており、騎手と調教師でのダブル優勝となった。