ジュライカップ完敗のパーフェクトパワー、「信頼は失ってない」と調教師

2022年07月12日 12:24

 現地9日の英G1ジュライカップで1番人気に推されながら7着に沈んだパーフェクトパワーだが、R.フェイヒー調教師は同馬への信頼を失っていないようだ。

 パーフェクトパワーは6月のロイヤルアスコット開催でのコモンウェルスカップで3度目のG1制覇を果たすも、ジュライカップでは完敗。フェイヒー調教師は「彼にはターボエンジンが搭載されているが、ニューマーケット(ジュライC)ではそのエンジンがかからなった」と振り返る。

 さらに同師は「朗報は、レース後も彼が元気だということ。回復がとても早く、まるでレースをしていないかのようだった」「先行勢が崩れたところを差すのが得意パターンだが、ジュライカップでは前残りになったためまったく勝負にならなかった」と展開が敗因だったと分析。

「スミヨン(騎手)はモーリスドゲスト賞への出走を強く希望している。パーフェクトパワーに理想的なレースだと感じているようだ」と語り、「キャンターを再開してから様子を見ることになる」と次走の明言は避けつつも「ニューマーケットの後もパーフェクトパワーに対する信頼は失っていない。彼はきっと復活するだろう」と続けていた。