今年の英ダービーで単勝151倍の低評価を覆し2着に激走したフーヤマルが、予定されている豪州移籍の前に英セントレジャー（現地9月10日）に挑戦することになった。

　フーヤマルは英ダービー後にセールに上場され、新たなオーナーグループが120万ポンド（約1億9900万円）の高値で落札。当初は豪州のG.ウォーターハウス調教師の下へ送られてメルボルンカップを目指すとされていた。

　しかし、19日に発表された英セントレジャーの登録にフーヤマルの名前があることから『racingpost.com』らの競馬メディアが「サプライズ」と報道。オーナーグループがこれまでのA.ボールディング厩舎からG.バウヒー厩舎へ一時的に移籍させ、英セントレジャー後にウォーターハウス厩舎へ送る計画が明らかになった。

　バウヒー師は英米で賭け事情報を提供している『SBK』に対し「フーヤマルのような馬を厩舎に迎えられて凄くエキサイティングだ」「調教は順調で英セントレジャーの前にゴードンステークスを検討している」とコメントしている。