ネストが圧巻の逃げ切り、米G1CCAオークスでシークレットオースに雪辱
2022年07月24日 14:26
米サラトガ競馬場で現地23日にG1コーチングクラブアメリカンオークス(=CCAオークス、3歳牝馬、ダート9ハロン)が行われ、4頭雁行の激しい先行争いをわずかにリードした1番人気のネストが、2着の2番人気シークレットオースに12馬身1/4差をつける圧巻の勝利を収めた。
レースはゲートで躓いた1頭を除く4頭が争うように先行。序盤の激しい出入りから向正面では4頭が並走するような隊列となり、ネストが体半分ほど先頭に出てリードする。第3コーナーからシークレットオースが仕掛けると、それにネストが応じて2頭が抜け出していったが、直線でシークレットオースの脚が上がったのに対してネストは力強い脚勢を保ち、大差を開いてゴールに飛び込んだ。
ネストは4月のアッシュランドステークスに続く2度目のG1制覇で重賞は3勝目。アッシュランドSの次戦はケンタッキーオークスで1番人気に推されるもシークレットオースの2着に敗れ、前走はベルモントステークスで牡馬に挑み再び2着に敗れていた。
同日付けの米競馬メディア『bloodhorse.com』によると、12馬身1/4差はCCAオークスの施行が2010年にベルモントパーク競馬場からサラトガ競馬場に移されて以降、2013年に記録された6馬身差を大きく更新するもの。ネストを管理するT.プレッチャー調教師はレースレコードの8勝目としている。