​愛ダービー馬ウエストオーバーは夏休み、英セントレジャーでの復帰有力か

2022年07月25日 13:45

 現地23日のキングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスで1番人気に推されながら5着と完敗した愛ダービー馬ウエストオーバーが、夏は休養に充てることが分かった。

 ウエストオーバーは6月4日の英ダービー3着後、同25日の愛ダービーを圧勝。しかしキングジョージでは逃げて失速し、勝ち馬パイルドライヴァーから大きく離れた5着に沈んだ。

 陣営のレーシングマネージャーは「私たちの日ではなかったということ」と語り、パドックで牝馬のエミリーアップジョンの後ろについたことが理想的でなかったほか、「レースではペースが上がらず、行きたがったウエストオーバーを前に出さざるを得なかった」と展開も向かなかったことを敗因に挙げた。

 さらに「ラルフ(ベケット調教師)とも話したが、休養を取らせることにする」とコメント。登録している8月17日のG1英インターナショナルステークスは回避濃厚で、9月10日のG1英セントレジャーが復帰戦となる可能性が高いとしつつ、「ニエル賞や凱旋門賞など中距離のレースもあるが、いつどこのレースに出るかは馬が私たちに教えてくれるだろう」と続けていた。