キングジョージ連覇のスウェイン、日本で重賞勝ちのドゥマーニが安楽死

2022年07月29日 12:03

 英G1キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスを連覇したスウェインと、日本でG2京王杯スプリングカップを勝った実績を持つドゥマーニが、老衰のため繋養先だった米功労馬繋養施設で安楽死処分となった。競馬メディア『Thoroughbred Daily News』が報じている。スウェインは30歳、ドゥマーニは31歳だった。

 1992年生まれのナシュワン産駒スウェインは、4歳時の96年に英G1コロネーションカップを制覇。5歳でキングジョージを勝つと、6歳時はキングジョージ連覇にG1アイリッシュチャンピオンステークス優勝、さらにダートでもG1ドバイワールドカップ2着に米G1ブリーダーズカップクラシック3着と好走した。

 通算成績は22戦10勝。98年の欧州最優秀古馬に選出されている。種牡馬としては大成せず、米G1フラワーボウル招待ステークスを勝ったディミトロヴァ、日本でG3朝日チャレンジカップを制したトリリオンカットが目立つ程度だった。

 ドゥマーニは1991年生まれのダンチヒ産駒。4歳だった95年の春に日本へ遠征し、京王杯スプリングCでは17番人気ながらも勝利。安田記念にも参戦した(14着)。その後はアメリカでG3を2勝し、26戦7勝で引退した。