現地11日、愛レパーズタウン競馬場にてG3デズモンドステークス（芝8ハロン）が行われ、K.マニング騎乗のバウンドレスオーシャンが1番人気に応えた。

　先頭で直線に入ったバウンドレスオーシャンは最後までハナを譲らず。後続からただ1頭だけ追い上げてきた2番人気ジャンクチャーを3/4馬身差で振り切った。

　J.ボルジャー厩舎のバウンドレスオーシャンはテオフィロ産駒の3歳馬。4月のG1英2000ギニーでは13着と完敗したが、前走の愛G3メルドステークスを快勝して重賞初制覇を飾っており、これで重賞2連勝となった。

　前走の9ハロン戦、今回のマイル戦での連勝にボルジャー調教師は「非常に多才な馬だ。マイルではある程度のペースが必要になるが、展開が向かなくても自分でペースを作り出せる」とコメント。

　さらに同師は「次は（9月のG1）アイリッシュチャンピオンステークスを目指す」「（オーナーはサウジアラビア出身で、アイルランドでの出走はこの馬が初めて」「来年2月のサウジアラビア国際競走のために特別に購入した馬なんだ」「願わくばサウジカップに出したいね」と語っている。