ジャックルマロワ賞は3歳牝馬インスパイラルが制す、バスラットレオンは7着
2022年08月15日 18:05
現地14日、仏ドーヴィル競馬場にてG1ジャックルマロワ賞(芝1600m)が行われ、L.デットーリ騎乗のインスパイラルが日本から参戦したバスラットレオンらを下した。
レースは直線コースの外ラチ沿いに持ち出して逃げたバスラットレオンが先導。人気どころではステートオブレストも先行し、インスパイラルは馬場の中央グループで中段をキープする。
残り400メートルを切ったあたりでバスラットレオンを含む先行勢の脚色が鈍り始め、ゴール前ではインスパイラルとエレヴァンが抜け出す形に。そこへ伏兵ライトインファントリーが追い込んできたが、最後はインスパイラルがクビ差でライトインファントリーを抑え込んだ。
さらにクビ差の3着にエレヴァン。2番人気に推されていた英2000ギニー馬コロエバスは伸びを欠いて5着どまりで、バスラットレオンは勝ち馬から8馬身差の7着だった。
J&T.ゴスデン厩舎のインスパイラルはフランケル産駒の3歳牝馬。昨年は英G1フィリーズマイルなど4戦4勝で、今年はクラシックこそ体調が整わず不出走だったものの6月のG1コロネーションステークスを制してデビュー5連勝。前走の英G1ファルマスステークスで2着と初黒星を喫したものの、今回は牡馬も相手にしてのG1制覇となった。