モーリス産駒キボウ、豪3歳G3アップアンドカミングSを制してG1獲りへ

2022年08月28日 10:35

 現地27日、豪ローズヒルガーデンズ競馬場で3歳馬のG3アップアンドカミングステークス(芝1300m)が行われ、1番人気のモーリス産駒キボウが抜群の発馬からハナに立つと、馬場の三分所から突入した直線でも力強い脚勢を保って逃げ切った。

 2.18馬身差の2着に最後方の8番手から馬群の内をすくった7番人気のゴールデンマイル、さらに3.4馬身差の3着には好位から馬群の外を回って2番人気のバスキアが続いた。

 キボウはG.ウォーターハウス&A.ボット調教師が管理するセン馬。昨年10月にG3ブリーダーズプレートでデビューするも9着に敗れ、8カ月の休養を経て今年6月の復帰戦で初白星を挙げると2連勝した。その後、3歳初戦の前走はリステッドで4着だったが、この日の重賞初制覇で通算成績を5戦3勝としている。

 同日付けの豪競馬メディア『racing.com』によると、ボット師はG1ゴールデンローズステークス(9月24日)と昨年はディープインパクト産駒のプロフォンドが勝ったG1スプリングチャンピオンステークス(10月22日)を大目標に掲げ、まずはG3ミンダイナスティクオリティ(9月10日)からゴールデンローズSに臨む考えを明かしている。