豪G2マクエウェンS、ロスファイアが2年ぶりの復活勝利

2022年09月07日 12:25

 現地3日、豪ムーニーバレー競馬場でG2マクエウェンステークス(2歳以上、芝1000m)が行われ、D.レーン騎乗の4番人気ロスファイアが五分の発馬から3番手に控えて流れに乗ると、先行する2頭をゴール前でまとめて差し切った。

 5番人気のズースタイルが逃げ粘って0.75馬身差の2着。2歳G1ゴールデンスリッパーステークス3着で3歳初戦の1番人気クーランガッタは、外から並ぶように先行するもさらに1.25馬身差の3着に敗れた。

 ロスファイアは3歳時の2020年9月にG2ラントゥザローズを制して以来、2年ぶりの白星で通算4度目の重賞勝ち。それまで2歳G1のJ.J.アトキンスなど重賞を3連勝していたが、ラントゥザローズの次戦から丸1年を棒に振って昨シーズンも未勝利に終わった。今回は6月のG1ストラドブロークハンデキャップ(3着)からの5歳初戦だった。

 同日付けの豪競馬メディア『racing.com』は、R.ヒースコート調教師の「彼がケガをしてから初めての勝利なんだ」「私は彼がレースに復帰したら奇跡だと言っていたし、彼は果たした。このレベルで戦えるのなら奇跡だったし、カムバックして勝ったのだから奇跡だよ」と復活を喜ぶコメントを報じている。