フランス人女性ジョッキー、ミカエル・ミシェル騎手（27）がJRA通年騎手免許試験を受験することが9日、関係者への取材で分かった。

　19年にワールドオールスタージョキーズに出場するため初来日。その時からJRAの通年免許取得に意欲を示し、翌年1月から地方競馬の短期免許を取得するなど日本への愛着を深めた。一昨年、昨年の受験時期はコロナ禍により日本への入国がかなわず、やむなく受験を断念した経緯がある。

　昨年末の落馬事故による大けがからカムバックし、今春から米国に拠点を移して騎乗。そのかたわらで、語学学習など受験勉強に励んだ。社会情勢の規制も緩和され、ついに夢のスタートラインに立った。

　ミシェル騎手は28日に行われる1次試験（競馬関係法規などの筆記試験＝英語でも受験可）のため、26日に来日予定。1次試験を突破し、来年1月25日に行われる日本語の口頭試問などを含む2次試験を突破すれば、晴れて通年でのJRA騎手免許が交付される。

出典：日刊スポーツ