愛牝馬G1メイトロンS、昨年はクビ差惜敗のパールズガロアーが雪辱

2022年09月11日 09:27

 愛レパーズタウン競馬場で現地10日に行われた牝馬G1メイトロンステークス(3歳以上、芝8ハロン)は、好スタートからハナに立った5番人気のパールズガロアーが、背後でマークする2番人気サフロンビーチを突き放して3馬身差の逃げ切りを決めた。

 1馬身差の3着に道中4、5番手追走の3番人気テネブリズム、さらに1馬身1/2差の4着に3番手追走の1番人気ホームレスソングスと、前方を固めたG1ホースたちが続いている。

 インヴィンシブルスピリット産駒の5歳馬パールズガロアーは、5月のG2ランウェイズスタッドステークスに続く4度目の重賞勝ちでG1初制覇。昨年のメイトロンSでは2番人気に推されるも、9番人気の伏兵ノースピークアレクサンダーにクビ差及ばず2着に惜敗していた。

 P.トゥーミー調教師は「先日のフランス(ロートシルト賞=5着)は彼女に合わなかったし、肩を落として帰宅したけど動揺はなかった。馬場が速くて直線のマイル戦だったからね」「今回は馬場が緩くてコーナーがある。去年のこのレースは彼女のベストレースだったし」と勝因を挙げている。