​短距離女王ハイフィールドプリンセス、英G1フライングファイブSも圧勝

2022年09月12日 16:00

 現地11日、愛カラ競馬場にてG1フライングファイブステークス(芝5ハロン)が行われ、G1レース2連勝中だったハイフィールドプリンセスが3馬身1/4差の圧勝で欧州短距離女王の座を決定的なものにした。

 吉田勝己氏が所有の3歳馬フロタスが外ラチ側で逃げ、ハイフィールドプリンセスは馬場の中央で3番手に。徐々に外へ寄りながら先頭に立つと、ゴール前ではライバルと一線を画す伸び脚で2着の伏兵エロスアンドサイケに3馬身1/4差をつけた。

 フロタスはさらに半馬身差の3着に善戦。窪田芳郎氏が所有のドラゴンシンボルも5着に入った。

 J.クイン厩舎のハイフィールドプリンセスはナイトオブサンダー産駒の5歳牝馬。今年5月の英G2デュークオブヨークステークスが重賞初制覇の遅咲きだが、8月7日の仏G1モーリスドゲスト賞、同19日の英G1ナンソープステークス、そして今回と1カ月余りでG1レースを3連勝した。なおクイン調教師は今後について、11月の米ブリーダーズカップ遠征の可能性を示唆している。