現地10日、米デルマー競馬場にてG2ジョンCメイビーステークス（3歳以上牝馬、芝9ハロン）が行われ、圧倒的な1番人気に推されていたゴーインググローバルが2着に敗れる波乱となった。

　昨年のG1デルマーオークスを勝ち、前走のG2イエローリボンハンデキャップで重賞7勝目を挙げたゴーインググローバルは、昨年のこのレースの勝ち馬で2番人気のゴーイングトゥベガスと3番手付近で並走する。

　しかしその直後に控えていたアヴェニュードフランスが第3コーナーでまくって一気に先頭に立つと、遅れてゴーインググローバルも2番手まで押し上げたが、結局最後まで抜くことができずに半馬身差で敗れた。ゴーイングトゥベガスはさらに2馬身半差の3着だった。

　勝ったアヴェニュードフランスはL.パウエル厩舎が管理するシティスケープ産駒の5歳馬。前走のイエローリボンHでは6ポンド（約2.7キロ）軽い斤量でゴーインググローバルから3馬身差の2着だったが、今回は2ポンド（約0.9キロ）に斤量差が縮まったにも関わらず雪辱を果たして重賞初勝利を手にした。