注目2歳馬のリトルビッグベアが今季残り全休、ディープ産駒オーギュストロダンはデューハーストSへ
2022年09月14日 11:43
8月の愛G1フェニックスステークスを7馬身差で圧勝した2歳馬の注目株、リトルビッグベアが残りのシーズンを見送って休養入りすることになった。同馬を管理するA.オブライエン調教師が現地13日、英競馬メディア『racingpost.com』の取材に答えたもの。
リトルビッグベアはフェニックスSのレース前に馬房内で壁を蹴り、はずれた蹄鉄によって脚を負傷していた。オブライエン師は同馬が患部を痛がっているとして愛G1ヴィンセントオブライエンナショナルステークス(9月11日)を回避させ、英G1デューハーストステークス(10月8日)での仕切り直しを検討していた。
オブライエン師は取材に対してリトルビッグベアの回復は順当としつつも「復帰を急がせたくはない。彼が立ち直るまで時間を掛けなければならないんだ。デューハーストに向けて急がせるのは彼に対して正しいことではないと感じている」「彼にとっては全て完ぺきに行っているし、より時間を与えることが正しい選択肢ということかな」と大事を取った判断であることを説明している。
これを受けてブックメーカー各社は英2000ギニーにおけるリトルビッグベアの前売りオッズを5.5倍から7倍に下げた。また、オブライエン師は10日のG2チャンピオンズジュベナイルステークスで重賞初制覇を飾ったディープインパクト産駒のオーギュストロダンをデューハーストSへ向かわせる可能性に言及している。