​新英国王の初出走となったディープ産駒は2着、「魔法のようなスタートではなかったが…」

2022年09月30日 12:20

 新英国王チャールズ3世が即位後に初めてオーナーとして出走させたディープインパクト産駒エデュケーターだが、残念ながら国王に初勝利をプレゼントすることはできなかった。

 エデュケーターは現地29日の英ソールズベリー競馬場で芝10ハロンのハンデ戦に出走。4頭立ての最軽量ハンデで圧倒的な1番人気に推されていたが、2ポンド(約0.9キロ)重い斤量を背負った勝ち馬から4馬身1/4差の完敗を喫した。

 レース前は拍手を浴びながら入場したT.マーカンド騎手は「計画どおりに行かなかったが、それが競馬だ」とコメント。「この馬に乗れたことは、ウィリアム(ハガス調教師)にとっても自分にとっても光栄なこと」と語った。

 さらに同騎手は「新しい時代にワクワクする反面、少し寂しい気持ちもある」と死去したエリザベス2世を悼みつつ、「今年のロイヤルアスコットで女王の馬に騎乗した際に国王(チャールズ3世)にもお会いした。この先、陛下のために勝利するのを楽しみにしている。魔法のようなスタートではなかったが、物事はそうやって始まるものなんだ」と続けていた。