昨年の凱旋門賞馬トルカータータッソ引退、ジャパンCへの参戦なくなる 地元ドイツで種牡馬に

2022年10月05日 14:30

 昨年の凱旋門賞馬トルカータータッソ(牡5、M・ヴァイス、父アドラーフルーク)の引退が決まった。4日、「レーシングTV」電子版など欧州メディアが伝えている。陣営が協議していたジャパンC(G1、芝2400メートル、11月27日=東京)への参戦はなくなった。

 トルカータータッソは昨年、ドイツ調教馬として史上3頭目の凱旋門賞制覇を達成。連覇を狙った今年は3着に敗れていた。レース後、陣営はジャパンC参戦を協議していたが、4日に引退することが発表された。今後は地元ドイツで種牡馬になる。

 ヴァイス師は「彼が素晴らしいキャリアを過ごし、無事に引退できることを喜んでいます。(凱旋門賞を振り返ると)フランキー(デットーリ騎手)は先行しませんでしたが、その分、最後に脚を残していました。プラン通り乗ってくれました。トルカータータッソは一生に一度の馬ですし、種牡馬として成功を願っています」とコメントした。

出典:日刊スポーツ