豪G1トゥーラックH、堅実派のツバルが好位差しで重賞初制覇

2022年10月09日 10:38

 現地8日、豪コーフィールド競馬場で行われたG1トゥーラックハンデキャップ(芝1600m)は、逃げ馬の後ろでラチ沿いの4番手を追走した2番人気ツバルが残り100mで先頭に立ち、最後方の15番手で中間点を通過したローズオブインディシーズ(4番人気タイ)の急追を0.75馬身振り切った。

 さらに0.2馬身差の3着に2番手追走のミリタリーエキスパート(6番人気タイ)が粘り込み、1番人気のアイウィッシュアイウィンは中団の後ろから勝ち馬に1.35馬身及ばず5着に敗れた。

 ツバルはカーマデック(その父テオフィロ)産駒の5歳セン馬で今回が重賞初制覇。3歳1月のデビューから4歳最終戦の今年7月まで11戦7勝、2着4回と堅実に戦績を伸ばし、5歳初戦の前走(G1インビテーションステークス)で初めて連逸したが、それでも勝ち馬から0.4馬身差の3着に善戦していた。

 なお、鞍上のJ.フライ騎手も初のG1勝利。33歳のフライ騎手はこれまでに900勝以上している。