ニューメキシコ産馬のスラムド、チェーンオブラブが参戦予定のBC前哨戦を圧勝

2022年10月12日 12:30

 米G2サラブレッドクラブオブアメリカステークス(3歳以上牝馬、ダート6ハロン)がキーンランド競馬場で現地8日に行われ、F.ジェルー騎乗の1番人気スラムドが好スタートからハナを切ると、ノーステッキで6馬身1/2差を開き圧勝した。

 2着に3番人気のハッピーソウル、さらに1/2馬身差で6番人気のジョイフルケイデンスが続き、4着まで中間点を通過した順の通りに決着。2番人気のパームコテージは先行勢から脱落して最下位の8着に終わった。

 ニューメキシコ州生まれのスラムドはマーキング(その父バーナーディニ産駒)産駒の4歳馬で今回が重賞初制覇。昨年4月にデビュー勝ちすると3戦目からステークスなどを5連勝し、4歳の今年は7月末の条件戦で2歳G1デルマーデビュタントステークス勝ちがあるグレースアドラーを5馬身余りちぎっている。続く前走のG3ランチョベルナルドハンデキャップで重賞に初挑戦し、当時は半馬身の2着に敗れたものの3着以下を7馬身以上離していた。

 この勝利でスラムドは同舞台で行われるブリーダーズカップフィリー&メアスプリントの優先出走権を獲得。順調に行けば日本から遠征するチェーンオブラブとの対戦も予想される。