アルピニスタのジャパンC参戦、「行ってみたい気持ちはあるが…」と苦悩の調教師
2022年10月14日 14:15
仏G1凱旋門賞を制したアルピニスタを管理するM.プレスコット調教師は、アルピニスタがジャパンカップも制した際に得られる莫大な賞金は魅力的だとしつつも、この名牝が極東で負けるのは見たくないというジレンマもあると認めている。
すでに来年の繁殖入りが決まっているアルピニスタにとって、もう一走するとすればそれはジャパンカップだというのが唯一の可能性として浮上。ジャパンカップの優勝賞金は3億円と高額で、同年の凱旋門賞馬が勝った場合はさらに300万米ドル(約4億4000万円)のボーナスが付くからだ。
プレスコット師は『talkSPORT2』に対し、「アルピニスタがジャパンカップに出走する可能性はまだあるし、行ってみたい気もする。勝てばボーナス込みで600万ポンドが得られるから」とコメント。
その一方で、「だが、この馬が負けるのを見たい人がいるだろうか? 一介の調教師にとっては600万ポンドの1割を得られるのは魅力的だが、逆の言い分も理解できる」とも語り、G1レース6連勝で頂点に登り詰めた名牝の経歴を汚すことを恐れる気持ちがあることを示唆している。