デューハーストS制したシャルディーン、ジャドモントは3着のノストラムと使い分けへ

2022年10月19日 12:16

 欧州2歳戦線の主要G1デューハーストステークスを制したシャルディーンと3着のノストラムを所有するジャドモントが、来春のクラシック戦線に向けて可能な限り2頭を使い分けていく方針を打ち出した。

 デューハーストSではA.ボールディング調教師の管理するシャルディーンが父フランケルとの父子制覇を果たし、M.スタウト調教師のノストラムは3着。両馬とも英2000ギニーの前売り人気で上位に推されても何ら驚きはない。

 これら有望株の来シーズンについてジャドモントのB.マホーン氏は「冬は長いし、まずは健康で無事に過ごしてくれることを願うよ」「うれしい悲鳴となってくれれば」と期待を込めながら「2頭とも素質のある牡馬だし、来年は別の道を行かせられる限り、そうしようと思っている」「とても重要な2頭を持てばシーズン当初は別々にしたいものさ。後に対戦することになれば、それまでのことでね」と打ち明けた。

 マホーン氏によれば、シャルディーンとノストラムの両馬はデューハーストS後に大きな体重の減少もなく順調とのこと。また、ノストラムについて「リチャード(キングスコート騎手)は勝機があると思ってレースに向かったけど、最後の1ハロンで粘れなかったようだ。彼のような大きな馬なら驚くようなことではないし、3歳でより良化するのではないかな」と今後の成長に期待を向けている。