アルピニスタのジャパンC遠征に輸送面の不安も、オーナーはなお熟考中

2022年10月20日 11:56

 凱旋門賞をG1レース6連勝で制した女傑アルピニスタの陣営は、G1ジャパンカップへの参戦をいまだに悩んでいるようだ。

 同馬のオーナーであるK.ラウジング氏は、アルピニスタが勝つ可能性は高いとしつつも、「他にも考慮しなければならない要素がたくさんある。特にフランクフルトでの乗り換えは長旅を強いることになってしまう」と、フランクフルト空港で最低6時間を過ごさなければならない輸送面への不安を吐露している。

 さらに同氏は、「彼女は現時点ですでに世界最強の古馬牝馬」「たとえブリーダーズカップでどんな牝馬が勝ったとしても、アルピニスタより高い評価を得ることはないだろう」「すでにG1での6勝を含めて10勝している彼女に、これ以上を求めるのは気が引ける」「マーク卿(プレスコット調教師)は日本に行きたがっているようだが、私は思案中だ」と続けていた。