英G1スプリントC制覇後に故障引退のミンザール、アイルランドで種牡馬入り

2022年10月27日 12:06

 9月の英G1スプリントカップ制覇直後に故障による電撃引退を余儀なくされたミンザールが、アイルランドのデリンズタウンスタッドで種牡馬入りすることが分かった。

 メーマス産駒の4歳馬ミンザールはO.バローズ厩舎からデビューし、2歳時に英G2ジムクラックステークスを制覇。3歳時は長期休養を余儀なくされたものの、10月にG1英チャンピオンズスプリントステークスで3着と好走した。

 今年は7月に英G3ハックウッドステークスを勝利。8月の仏G1モーリスドゲスト賞2着後に、スプリントカップで3馬身3/4差の圧勝を飾った。通算成績は11戦4勝(重賞3勝)。

 オーナーであるシャドウェルのヒッサ妃殿下は「ミンザールは3年に渡り私たちに欠かせない優秀なスプリンターでした」「これほど気性の優れたスプリンターには出会ったことがないというのが、オーウェン(バローズ調教師)、ジム(クローリー騎手)、そして私の共通見解でした」と語っている。