現地10月29日、賞金総額300万豪ドル（約2億8400万円）のネイチャーストリップステークス（3歳以上、芝1300m）がローズヒルガーデンズ競馬場で11頭により争われ、中団馬群の後ろに控えた3番人気のプライベートアイが大外から末脚を炸裂させて快勝した。

　道中3、4番手追走のモーリス産駒マズ（2番人気）が1.23馬身差の2着に続き、さらに0.59馬身差の3着には6番人気のケメンタリが入線。1番人気のロストアンドランニングはマズの外で並走の形も伸び切れず7着、連覇を狙ったエデュアルド（4番人気）は2番手追走から6着に終わった。

　ネイチャーストリップSは芝レースとして世界最高賞金のジ・エベレストから派生した条件戦で、前年の同レース覇者の馬名を冠して開催される。プライベートアイは15日のジ・エベレストでは半馬身足らずの2着に惜敗したが、この日の勝利で1着賞金172万5000豪ドル（約1億6300万円）を獲得した。

　なお、2着のマズは大手ブックメーカー『スポーツベット』がスポンサーの「シドニースプリントシリーズ」で総合優勝を決め、250万豪ドル（約2億3700万円）のボーナスを得ている。