​マキシマムセキュリティの調教師がドーピング有罪認める、サウジC優勝と賞金の扱いは未定

2022年12月13日 12:20

 2020年の第1回サウジカップを制したものの、レース後に薬物違反が発覚した米国馬マキシマムセキュリティを調教師として管理していたJ.サーヴィス氏が、現地9日に有罪を認めた。

 米競馬メディア『bloodhorse.com』によると、同氏は来年5月の裁判で判決を受けると最高で禁固4年の刑を科されるという。

 マキシマムセキュリティは1着賞金1000万米ドル(約14億円)だった2020年のサウジカップを制したが、その後の薬物違反発覚を受けて賞金授与は凍結されていた。同馬のオーナーのG.ウエスト氏はサーヴィス氏が有罪を認めたことを受け、マキシマムセキュリティの失格とサウジカップの賞金の再分配が決まった場合はその決定を支持すると述べている。

 一方、サウジアラビアジョッキークラブ(JCSA)は現地12日時点で、まだマキシマムセキュリティの勝利と賞金の扱いについては決まっていないとの声明を発表。米国内の動向をモニタリングし続けるとしている。