ジオグリフ滑らかに加速11秒6 木村師「フットワークの質がいい」/サウジC国内最終追い

2023年02月15日 11:00

 サウジC(G1、ダート1800メートル、25日=キングアブドゥルアジーズ)へ向けた国内最終追い切りが15日に行われ、ダート初挑戦のジオグリフ(牡4、木村)は美浦ウッドチップコースで力強い動きを見せた。

 午前4時半、皐月賞馬の蹄音が響いた。滑らかなコーナーリングから直線は自ら加速。5ハロン69秒3-ラスト11秒6を馬なりでマークした。見守った木村師は「順調にきてます。前回(香港カップ6着)と同様に検疫厩舎に入ってからナーバスになっているところはありますが、昨年よりもフットワークの質は良くなっている。環境の変化尾乗り越えて、いい走りをしてくれれば」と納得顔だ。

 父は現役時に米国のダートで活躍した快速馬ドレフォン。昨秋もチャンピオンズCが選択肢に入っていたように、待望のダート挑戦になる。「(サウジのダートが合うかどうかは未知数だが)それはおっしゃるとおりだと思いますし、どういう走りをしてくれるのか期待しています。(レース後は)ドバイにも登録はしているので」と木村師。

 サウジCの結果次第ではドバイワールドC(G1、ダート2000メートル、3月25日=メイダン)への転戦も視野に入る。中東の砂の上で日本の地上絵は輝きを増すのか。楽しみな挑戦が始まる。

出典:日刊スポーツ