ウエストオーバー陣営、ドバイシーマCでのムーア騎手確保に「ハッピーだ」
2023年03月22日 12:58
ドバイシーマクラシックで4歳初戦を迎える昨年の愛ダービー馬ウエストオーバーについて、英競馬メディア『attheraces.com』が現地20日付けで陣営の意気込みを伝えている。
英国のR.ベケット調教師が管理するウエストオーバーは、昨年4月にG3クラシックトライアルでシーズン初戦を飾り、続く英ダービーでは不運な形で3着に敗れるも、愛ダービーを7馬身差で圧勝した。
しかし、1番人気に推されたキングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスではカラ競馬場での成功を再現できず、スタートから行きたがった末に惨敗。直行した凱旋門賞で6着ながらも善戦と呼べる結果を残してシーズンを終えた。
欧州平地シーズンを見据えながら第一歩を踏み出すウエストオーバーだが、同馬を所有するジャドモントのB.マホーン氏は「クラシックを勝った3歳馬が4歳も現役を続けるなら、それらのレースを戦わなければならない」と昨シーズンを振り返ると、「彼を(ドバイへ)行かせるのは楽しみだし、ラルフ(ベケット師)や彼のチームも状態に満足しているから、いい走りをしてくれるのではないかな」と期待を口にした。
また、今回は昨年に騎乗したR.ホーンビー騎手やC.キーン騎手ではなくR.ムーア騎手にウエストオーバーの手綱を任せる。マホーン氏は「オーストラリアや香港、それにあらゆる所でライアン(ムーア騎手)はトップクラスの乗り役だ。彼が可能な時は我々のために乗ってくれるし、確保できてハッピーだよ」と名手の起用を喜んでいる。