【ドバイWC】ウシュバテソーロが豪快に追い込んで栄冠、ついに日本競馬界の悲願達成!
2023年03月26日 03:40
現地25日のG1ドバイワールドカップ(メイダン競馬場、ダート2000m)で、ウシュバテソーロ(4番人気)が日本競馬界の悲願をついに達成。道中最後方から直線で豪快に追い込みを決め、2.75馬身突き抜けて鮮やかに勝利をさらった。
大外枠のパンサラッサ(2番人気)がハナを切るのに脚を使わされたうえ、15番人気のリモースと競る形になって息の入らない展開になる中、ウシュバテソーロは第3コーナーまで最後方でスタミナを温存。馬群の外を回って直線に向かった。
5番手付近を追走した3番人気のアルジールスが直線入口で先頭に手応え良く並びかけ、その背後から1番人気カントリーグラマー、中団の内ラチ沿いからテーオーケインズ(8番人気)が追随。それをウシュバテソーロが猛追すると、抜け出したアルジールスを残り100mで抜き去り歴史的快挙を成し遂げた。
アルジールスが2着を死守し、後方から馬群を捌いた11番人気エンブレムロードが短アタマ差の3着。テーオーケインズはさらに0.75馬身差の4着、そこから4馬身差でクラウンプライドが5着に入り、カントリーグラマーは7着に敗れた。その他の日本勢はパンサラッサの10着よりも後方に沈んでいる。
ウシュバテソーロは芝で3勝後、昨年4月にダートへ転向。それから怒とうの快進撃で暮れには東京大賞典、今年2月の川崎記念も制し、重賞3連勝で世界の頂点を極めた。
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