米G1サンタアニタダービー、大井所属のマンダリンヒーローはハナ差の2着に善戦

2023年04月09日 13:14

 米G1サンタアニタダービー(3歳、ダート9ハロン)が現地8日にサンタアニタパーク競馬場で行われ、大井競馬場所属のマンダリンヒーロー(4番人気)が1番人気のプラクティカルムーブにハナ差と迫る2着に善戦した。

 木村和士騎手を鞍上に迎えたマンダリンヒーローは外から2番目の7番枠から五分の発馬を決めると、内のプラクティカルムーブを見ながら背後の5番手につける。6ハロン地点を1分11秒25で通過する中でプラクティカルムーブが進出を開始。マンダリンヒーローも追撃したが、最終コーナーでは木村騎手からステッキが入り苦しいかに思われた。

 しかし、懸命に食い下がって迎えた直線では後方から外を回ってきた3番人気スキナーと併せ馬の形になり、闘志に火がついたように末脚が伸びはじめる。そのままスキナーを抑えている間に1馬身少々あったプラクティカルムーブにも接近し、ハナ差まで詰め寄ってゴールした。さらに1/2差馬身差の3着にスキナーが続いている。

 プラクティカルジョーク(父イントゥミスチーフ)産駒のプラクティカルムーブは昨年12月のG2ロスアラミトスフューチュリティから重賞3連勝でG1初制覇。ケンタッキーダービーに向けた出走ポイントを首位のフォルテ(190点)に次ぐ合計160点とした。

 一方、惜しくも2着に敗れたマンダリンヒーローは40点を獲得。同点に5頭が並ぶ中で非制限ステークスでの収得賞金順により最下位の26番手だが、同じく40点で22位のドゥラエレーデが出走回避を表明しため現時点の出走順位は20頭の出走枠に対して25位となっている。