豪G1オールエイジドSに挑戦のホウオウアマゾンは7着、ジ・エベレストの覇者ギガキックが完勝

2023年04月16日 08:21

 豪G1オールエイジドステークス(2歳以上、芝1400m)が現地15日にランドウィック競馬場で日本から遠征したホウオウアマゾンを含む11頭により争われ、1番人気のギガキックが後方2番手から鮮やかに追い込みを決めて快勝した。

 レースは7番人気のロストアンドランニングが飛ばし、残り10頭が5馬身ほど離れて集団を形成。ギガキックは後方2番手から運び、最後方に4番人気のカスカディアンが待機する。ギガキックは残り600m付近から馬群の外を回って進出すると、好位から抜け出しを図るザーキとモーリス産駒マズ(ともに2番人気)を並ぶ間もなくかわし、2着のザーキに1.66馬身差をつけてゴールに飛び込んだ。

 さらに0.11馬身差の3着にカスカディアンが続き、マズは失速して6着に終わった。5番人気に推されたホウオウアマゾンは後方4番手付近に控えたものの、勝ち馬が仕掛けると置き去りにされ、力尽きて下がる先行勢を拾いながら7着でゴールするのが精一杯だった。

 シザーキック産駒の3歳セン馬ギガキックは、昨年10月のG2デインヒルステークスに続く重賞3勝目でG1初制覇。デインヒルSの次走ではジ・エベレストも制してデビュー5連勝としたが、その後は前走のG1TJスミスステークス(2着)まで3連敗していた。

 骨折から復帰してギガキックを勝利に導いたC.ウィリアムズ騎手は、直線でザーキを追い抜く際に鞍上のJ.マクドナルド騎手から「強すぎる」と声を掛けられたことを明かし、地元メディアの『racenet.com.au』などが報じている。