チャンピオンズマイル（30日）に臨む香港のマイル王ゴールデンシックスティ。同馬の生産国でもある豪州の競馬メディア『racing.com』が、現地29日付けで主戦のC.ホー騎手のインタビューを掲載した。

　ゴールデンシックスティには今年のチャンピオンズマイルで史上初の3連覇が懸かっているが、もし達成すれば、それと同時に獲得賞金記録でも豪州の女傑ウィンクスを抜いて歴代最高に躍り出る。

　これまで全28戦の手綱を取ってきたホー騎手は「昨日（28日）、芝コースで彼を追い切ったけど、軽快で素晴らしく見栄えがしたよ」「チームは彼の臨戦過程に凄く満足している」と、絶好調とも受け止められるコメント。

　8歳を迎えるゴールデンシックスティだが、そうした年齢的な面に関しても「今シーズンの彼が最高かもしれない」「肉体的に下り坂ではないし、精神的にもより良くなっている」と充実ぶりを感じ取っている。

　12月の香港マイルで屈したライバルのカリフォルニアスパングルが8番枠、ゴールデンシックスティは隣の7番枠からのレースとなることについても「内側の方がいくらかでもスピード的に有利だし、カリフォルニア（スパングル）にもスピードがある」「ペースがどうなるか見てからだね。我々は流れても乗っていけるし、もし激流になれば控えることもできる」と気にする様子もない。

　ホー騎手は「今のゴールデンシックスティは凄くリラックスしているよ。私はどの位置でも彼を気分良く走らせられるし、彼には今もって強烈な末脚がある」と自信に満ちている。