QE2世Cはロマンチックウォリアーが完勝、日本勢ではプログノーシスが2着に健闘

2023年05月01日 12:00

 現地30日、香港シャティン競馬場でG1クイーンエリザベス2世カップ(芝2000m)が行われ、3頭が出走した日本馬たちはプログノーシスの2着が最高だった。

 レースはマネーキャッチャーが逃げ、本命のロマンチックウォリアーが3番手。日本勢はダノンザキッドが4番手付近でドバイオナーと並び、プログノーシスとジェラルディーナは最後方に控える展開に。

 直線に入るとロマンチックウォリアーが満を持して残り200メートル付近で先頭に立ち、鞍上がゴール前でスクリーンビジョンを見ながら余裕のゴール。残り150メートル付近から鋭く伸びたプログノーシスが2馬身差で続き、さらに半馬身差でドバイオナーが3着を確保した。

 ダノンザキッドは勝ち馬から5馬身差の5着。ジェラルディーナはさらにハナ差の6着に終わった。

 ロマンチックウォリアーはアクラメーション産駒の5歳せん馬。昨年末のG1香港カップ制覇後は香港最強馬ゴールデンシックスティに2連敗していたが、宿敵不在のここは昨年に続く連覇を達成した。

 香港ジョッキークラブの公式サイトによると、C.シャム調教師は次走に5月28日のG1チャンピオンズ&チャターカップを挙げ、さらに来季はG1天皇賞(秋)への挑戦を示唆。「日本に行きたい。元ボスのイヴァン(アラン調教師)が安田記念を(フェアリーキングプローンで)勝った歴史があるからね。彼の成功に続いて私もG1を勝ちたい」と語っている。