【QE2世C】キネーン氏がロマンチックウォリアー日本遠征に理解「イクイノックス出走なら…」

2023年05月01日 14:30

<クイーンエリザベス2世C>◇30日=シャティン(香港)◇G1◇芝2000メートル◇3歳上◇出走7頭

 クイーンエリザベス2世Cを連覇したロマンチックウォリアーの天皇賞・秋(G1、芝2000メートル、10月29日=東京)遠征プランについて、マイケル(ミック)・キネーン氏が理解を示した。

 ロマンチックウォリアーは英国・ニューマーケットのセリで落札され、香港でデビュー。この馬を発掘し、香港ジョッキークラブの代理で落札したのがキネーン氏だった。この日の圧勝劇を受け「(自身が騎乗してクイーンエリザベス2世Cを勝った)ヴィヴァパタカは末脚の加速が素晴らしかったので脚をためる競馬だったが、この馬(ロマンチックウォリアー)はもっと素直で乗りやすいし、現在世界で最高の馬であることは間違いありません」と評価。同馬の日本遠征については「彼が日本に行くかもしれないと聞いて、なんて勇敢なのだ、と思いました。ライオンの巣に乗り込んでいくようなものです。特にイクイノックスが今年もまた出走するのならば。ただ、ロマンチックウォリアーのような馬となら遠征したくなるのは当然です」と理解を示した。

 アイルランド出身の同氏は凱旋門賞3勝(キャロルハウス、モンジュー、シーザスターズ)、英ダービー3勝(コマンダーインチーフ、ガリレオ、シーザスターズ)など世界中のビッグレースを勝ちまくった世界的名手。日本では97年のジャパンCをピルサドスキーで制している。

出典:日刊スポーツ