サクソンウォリアー産駒グリーンランド、仏ダービー前哨戦を競り勝ち

2023年05月02日 15:49

 現地1日、仏ダービーの前哨戦にあたるG3グレフュール賞(3歳、芝2100m)がサンクルー競馬場で行われ、サクソンウォリアー産駒のグリーンランドが接戦を制した。

 5頭立てのレースで2番手につけたグリーンランドは、好位をキープしたまま直線へ。残り300メートル付近からは逃げ粘るハリーウェイと馬体を併せての一騎打ちとなり、最後はハナ差で勝利をもぎ取った。

 A.オブライエン厩舎のグリーンランドは、父が英2000ギニーを制したディープインパクト産駒のサクソンウォリアー。今回が嬉しい重賞初勝利となった(通算成績は7戦2勝)。

 競馬メディア『Thoroughbred Daily News』によると鞍上のC.スミヨン騎手は「今日のようなソフトな馬場は楽ではないので、直線で早めに動くことも想定していた。仏ダービーで人気の一角となるのは間違いないだろう」とコメント。オーナーサイドのクールモアの代理人は「サクソンウォリアーにとっても重要な勝利」と喜んでいた。

 なおグレフュール賞は、2018年のレースを制したディープインパクト産駒のスタディオブマンが仏ダービーを制覇。20年の勝ち馬ゴールドトリップは古馬になってから豪G1メルボルンカップを制し、22年の勝ち馬オネストは同年の仏G1パリ大賞を勝つなど過去5年で3頭のG1馬が誕生している。