現地14日、仏パリロンシャン競馬場でG1サンタラリ賞（3歳牝馬、芝2000m）が行われ、C.スミヨン騎乗のジャンナローズが1番人気に応えた。

　後方3番手に控えたジャンナローズは、直線半ばから満を持してスパート。一気に先頭まで突き抜けると、遅れて追い上げてきたイルーシヴプリンセスを3/4馬身差で抑え込んだ。

　C.ラフォンパリアス厩舎のジャンナローズはフランケル産駒。前哨戦の仏G3ヴァントー賞勝ちを含めた無傷の3連勝でのG1初制覇を果たした。この勝利を受け、大手ブックメーカーの『パディパワー』はジャンナローズの仏オークスでのオッズを8倍に切り下げ、秋の仏G1凱旋門賞では26倍のオッズを付けた。

　英競馬メディア『At The Races』によると、ラフォンパリアス調教師は仏1000ギニーではなくこちらへの出走を「正しい判断だったと思う。仏1000ギニーの結果（ブルーローズセンが好位から抜け出し）を見ると、我々が勝てた保証はない。こちらのレースだってG1だ。いい判断だったのは嬉しいし、仏オークスに直行する」と話している。