豪州に移籍のウィズアウトアファイト、G2のQ22で豪脚炸裂

2023年06月14日 10:55

 賞金総額120万豪ドル(約11380万円)のG2Q223歳以上、芝2200m)が現地10日にイーグルファーム競馬場で14頭により争われ、後方を追走した1番人気のウィズアウトアファイトが、直線で大外から1.89馬身突き抜ける鮮やかな勝利を飾った。

 ウィズアウトアファイトは逃げる2020年の英ダービー馬サーペンタイン(4番人気)から12馬身ほど離れた後方45番手の位置で中間点を通過すると、糸を引くような加速で馬群の大外から直線に進入。直線半ばで先頭に突き抜け、背後から追いすがる7番人気ノンコンフォーミストを寄せつけなかった。

 中団追走の3番人気デュアイスがさらに0.35馬身差の3着に続き、2番人気のニューメリアンはデュアイスの後ろから5着まで。サーペンタインは9着に沈んだ。

 ウィズアウトアファイトはテオフィロ産駒の6歳セン馬で、昨年のメルボルンカップ(13着)を最後に英国のSE.クリスフォード厩舎からAS.フリードマン厩舎に移籍。約7カ月ぶりとなった前走のG3ロードメイヤーズカップで転厩初戦を快勝し、連勝で通算3度目の重賞制覇とした。