現地19日、愛カラ競馬場でG2デビュタントステークス（2歳牝馬、芝7ハロン）が行われ、W.リー騎乗のヴェスペルティリオが初勝利を重賞制覇で飾った。

　8頭立ての最後方からのレースとなったヴェスペルティリオは、残り2ハロン過ぎから馬群の外に持ち出しながら徐々に上がっていき、残り1ハロン手前からスパート。鋭く伸びてあっさりと先頭まで突き抜け、2着のサクティを1馬身3/4差で退けた。

　W.マクレアリー厩舎のヴェスペルティリオはナイトオブサンダー産駒。近親には豪G1マッキノンステークスを制したマジックワンドや愛オークス馬チキータ、今月の英G1グッドウッドカップ2着のエミリーディッキンソンなどがいる。

　自身はデビュー戦3着後に愛G3シルバーフラッシュステークスで2着。そして3戦目のここで初勝利にして重賞初制覇となった。