現地2日、米ケンタッキーダウンズ競馬場で総賞金200万ドル（約2億9000万円）の高額レースとして知られるG3ミントミリオンズ（芝8ハロン）が行われ、欧州から遠征してきたエインシャントロームが勝利した。

　ほぼ一団となった馬群で先行勢の外目に付けたエインシャントロームは終始外を回らされる展開となったが、それでも3番手に上がって直線へ。ゴール寸前で粘る伏兵スティッチドをとらえて半馬身差の勝利を収めた。

　G1ペガサスワールドカップターフの勝ち馬アトーンは4着まで。前走のG1フォースターデイヴハンデキャップ2着で1番人気に推されていたアナポリスは5着に終わった。

　C.ヒルズ厩舎のエインシャントロームはウォーフロント産駒の4歳馬。2歳時に仏G1クリテリウムアンテルナシオナル2着、3歳時はG1仏2000ギニー4着があるものの、その後は苦戦が続き、今回は2021年9月に仏2歳G3シェーヌ賞を制して以来の重賞勝ちとなった。