独G1バーデン大賞、ザグレイが三つ巴の叩き合いを制す

2023年09月04日 12:49

 現地3日、独バーデンバーデン競馬場でG1バーデン大賞(芝2400m)が行われ、C.スミヨン騎乗のザグレイが接戦を制した。

 独ダービー馬ファンタスティックムーンが良馬場を理由にレース直前で出走を回避したレースで、ザグレイは後方に待機。馬群に包まれる形で直線に入ったが、逃げ込みを図るミスターハリウッドがよれて開いた進路をまっすぐに伸び、ゴール前ではストレイトを含めた三つ巴の叩き合いを制した。

 クビ差の2着は独ダービー2着の3歳馬ミスターハリウッド。さらに半馬身差の3着にストレイトが続いた。

 Y.バルブロ厩舎の4歳馬ザグレイは今年3月のG1ドバイシーマクラシックで3着。7月には仏G1サンクルー大賞で2着に入り、約2カ月ぶりの今回でG1初制覇を果たした。また父ザラックにとっても産駒のG1初勝利となっている。

 バーデン大賞の勝ち馬からは、2021年にトルカータータッソが凱旋門賞を制覇。ザグレイも動向が注目される。

 なお独競馬メディア『GaloppOnline.de』によると、当レースを回避したファンタスティックムーンは来週の仏G2ニエル賞に向かうという。