米G1コティリオンS、シーリングクラッシャーが逃げ切って重賞連勝

2023年09月24日 14:52

 米パークスレーシング競馬場で3歳牝馬によるG1コティリオンステークス(ダート8.5ハロン)が9頭により争われ、シーリングクラッシャー(2番人気タイ)が好発から逃げを打つと、追いすがる1番人気プリティミスチヴァスをゴールで1/2馬身振り切った。

 スムーズにハナに立ったシーリングクラッシャーは1馬身ほどのリードを保ちながら半マイルを47秒64のマイペースで通過。これに対してプリティミスチヴァスは序盤の後方から向正面で早めに押し上げ、第3コーナーから馬群の中を進出した。

 しかし、シーリングクラッシャーがペースを上げながら直線に向かうと、プリティミスチヴァスは最終コーナーで前の馬をかわそうとに外へ切り替えるロスがあり、その際に生じた差を最後まで詰め切れなかった。さらに1馬身1/4差の3着にはオカルト(2番人気タイ)が続き、人気3頭による堅い決着となっている。

 シーリングクラッシャーはD.オニール調教師が管理するミスタービッグ(父ダイナフォーマー)産駒で、昨年6月にサンタアニタパーク競馬場のダート5ハロンでデビュー勝ち。約7カ月の休養を挟んで今年の1月末から3連勝するも7月のブラックタイプのステークスで初黒星を喫し、前走のG3トーリーパインズステークスで重賞初挑戦、初制覇を飾ったばかりだった。