仏牝馬G1ロワイヤリュー賞、シーシルクロードが後方から突き抜けて圧勝

2023年10月01日 07:22

 仏パリロンシャン競馬場で現地9月30日に行われた牝馬G1ロワイヤリュー賞(3歳以上、芝2800m)は、先頭から10馬身ほどの後方でフォルスストレートを迎えた6番人気タイのシーシルクロードが、残り300mからの仕掛けで3馬身突き抜ける圧勝劇を演じた。

 序盤のシーシルクロードは最後方からレースを進め、向正面の坂を上り切った辺りから徐々に進出。後方3番手で直線に入ると馬群の外目に進路を見つけ、持ったままの手応えから弾けるように抜け出した。

 単勝89倍の最低14番人気ディーヴァドナが中団の内ラチ沿いキープから2着に続き、さらに1馬身1/2差の3着には好位から8番人気のラメハナが粘り込み。前走でG1ヴェルメイユ賞2着の1番人気メロメロは後方から直線で大外に持ち出されるも、伸び切れず8着に敗れた。

 シーシルクロードはW.ハガス調教師が管理するシーザスターズ産駒の4歳馬で、6月のG3ピナクルステークスに続く重賞2勝目のG1初制覇。前走のヴェルメイユ賞ではメロメロに1馬身3/4差の3着だった。