​ゼンダンが米G2ウッドワードS圧勝、引退戦のBCクラシックへ弾み

2023年10月03日 14:30

 現地1日、大雨のため延期されていた米G2ウッドワードステークス(ダート9ハロン)がアケダクト競馬場で行われ、F.プラ騎乗のゼンダンが1番人気に応えて圧勝した。

 本来は9月30日に予定されていたこのレースだが、ニューヨークの記録的な大雨の影響で日程変更された。あらためて実施されたレースでゼンダンは後方に待機し、第3コーナーから進出。直線では大外からスパートして先行勢をなで斬りにし、最後は2着のフィルムスターに4馬身1/4差をつけてゴールした。

 C.ブラウン厩舎のゼンダンはアップスタート産駒の4歳馬。3歳春にG1ブルーグラスステークスを勝って以降はケンタッキーダービーとトラヴァーズステークスで3着、ペンシルベニアダービーと前走のホイットニーステークス等で2着とG1で惜敗が続くなど勝利から遠ざかっていたが、ようやく久しぶりの白星を挙げた。

 なおゼンダンはすでに来年からスペンドスリフトファームでの種牡馬入りが発表済み。次走のG1ブリーダーズカップクラシックが引退レースになると米競馬メディア『bloodhorse.com』は報じている。